色見本の作製工程


今回は色見本製作も加わるので、皆さんの健闘を祈ります

私の場合はお付き合いしているお店の色を100色以上、全部使って作っていますが
今回は田中直染料店の23色の酸性染料だけで作ります
使う染料が酸性染料なので、使用する布はヤール幅の絹です


便宜的に紙に書きましたが、皆さんは布に直接鉛筆でラインを引いておいてください
23色に1列加えて、24×24のラインです
ひとマスのサイズは、3.5p×3.5p



横列の染料濃度・・・1%  縦列の染料濃度・・・1.5%  に設定します


使用する染料・助剤・道具

● 酸性染料(田中直) ● セロファン紙(誠和) ● にじみ止め(誠和) ● Aロード油 
● マスキンググルー(誠和) ● クリスタリンS(田中直) ● ホワイトクリン(誠和) ● 彩色筆(最低5本)
● メイプロガム ● 薬包紙 ● 計量器(0.1g単位) ● 変性アルコール


製作工程

今回は筒描きとローケツ染めで伸子を使っているので、マスキンググルーでの線描きは新聞紙を使用します
色差しには伸子が必要なので、ある道具で工夫することにしました

実際に必要な分量ではありませんが、分かりやすく分量表記します

● メイプロガム13gに熱湯87ccを加えよく攪拌し元糊を作る
● 元糊と同じ分量のマスキンググルーを加えさらに攪拌
● セロファン紙で作った筒にできた糊を入れ、鉛筆で下書きしたラインに線描きします(詳細は授業で)
 線描き乾燥後、防染力をつけるため、20分蒸します(詳細は授業で)
● 横列の染料1%   1gを変性アルコールで練ったあと100ccの熱湯で溶く
● 縦列の染料1.5% 1.5gの染料を横列と同様に溶く
● 作った染料にクリスタリンS・
Aロード油・にじみ止め
を加え彩色(分量の詳細は授業で)
● 染料濃度の薄い横列を先に完成させ、一度蒸し・水元(
ホワイトクリンをリッター2cc加える)をする
● 水元終了後は防染力が弱っているので、乾燥後再び20分間蒸す
● 縦列
1.5%の彩色
● 彩色終了後、再び
蒸し・水元をする

● ホワイトクリンは白場(淡い色の場合)汚染防止剤なので入れたほうが綺麗に仕上がります
● 乾燥して終了です



はっきり言って、この作業は与えられた日数では無理な作業なので、私の講座中に終了は不可能でしょう
ですが、染色を仕事にする人にはには、必需品です

私の大きなカラースケールを持って行きますので、参考にしてください



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