ローケツ染めの技法


絞りと並行して筒描きの後、ローケツ染めでシルクのスカーフを染めます
課題は昨年と同じこの柄です

堰出し・ローたたき(ロー吹雪ともいう)などの、ローケツの基本技法です



                  ★ 使用する道具・染料・助剤

● ロー筆(小3本) ● 伸子(徳田商店) ● 酸性染料 ● 彩色筆中(色数分)
● クリスタリンS(田中直) ● レベリンE(田中直) ● ホワイトクリン(誠和) ● ノリチール(誠和)
● 地染め用刷毛(徳田商店) ● アイロン ● アイロン台 ● 大量の新聞紙
● ロー落とし剤(誠和) ● マイクロワックス(蝋) ● パラフィン(蝋)

               ★ 制作工程

下絵を布に青花で写す
   

【堰出し】と言う技法で輪郭の外側をローで伏せる
慣れないうちは出来るだけ多く伏せると汚れが少なくて済みます
下の新聞紙が読めるくらいの温度のローを使用する
詳細は講座で説明

ローで【堰出し】した部分をさらに新聞紙で隠します
ロー筆を3本組み合わせ、ローたたき用の筆を制作
作り方は講座で説明
新聞紙で隠した外側にローたたき(ロー吹雪ともいう)をする
  

中の柄に3色の色を彩色筆でぼかしながら染めます
今回は3色を自由に選んでください

生地の両端に力布を縫い付けて伸子に張り、周りを地染め
中の柄まで染めないように注意
   

乾燥後、40分間蒸しをします
不織布または新聞紙で水滴がつかないようにくるむ

ロー落とし剤で脱ローを10分間
白い紙の上に広げて乾燥後、水洗・乾燥
   

※ 注意事項

ローの薄い部分には染料が浸透します

雑な作業の見本です
 



この技法で作った作品がこの帯です

   



皆さんの健闘を祈ります


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