【山東京伝】の小紋柄♪

「山東京伝」は江戸後期の人で、、、今で言うところの
デザイナー兼イラストレーターのような存在です

武士の用いた小紋に庶民も憧れ、男性も女性も着用するようになり、、、
洒落た柄が数多く作られたのが、江戸時代後期になってからです。。。

洒落本作者・・・「山東京伝」

『山東京伝』(天明4年・1784年)作・画で出版された 【小紋裁・こもんざい】の意匠図案
更にデザインを補強し出版された『小紋雅話』(寛政2年・1790年) からの引用です^^


しかし、、、その前に普通の小紋柄を3点ご覧に入れます♪

● 業平格子

三重襷に一重を組合わせ、一重襷の交点を中心に花弁状の柄を配した文様
在原業平を描くときに、この文様が使われることからこう呼ばれる




● 麻の葉

正六角形の幾何学文様で、大麻の葉に似ていることから呼ばれた名称
葉が真っ直ぐ育つので、子供の成長を願った産着の柄にも使われた




● 松皮菱

菱文を変形させた柄、松の皮を剥がした形に似ているので付けられた名称
実は私の母校(高校)の校章でもあるのです(^.^)/~~~




で、、、【山東京伝】バージョン


パロディーのように、、、デザインされた柄です^^
笑えますよ〜〜〜(((o≧▽≦)ノ彡


● 焼き飯鱗


地、こげ茶に染めてよし
金網にのった握り飯を鱗に見立てた吉祥文様





● 面の皮梅


一名光琳のお多福
地、甘酒色に染めてよし




● 牛の涎

やっぱり阿蘭陀文字だ
この模様の適当な柄は見つけられませんでした(-_-)




● 土間太夫


つるんだつるんだみずかけろ、ところてんところてん
土間太夫とは大道芸人のことらしい、、、


石畳の中の丸と三角で顔に見立て
当時の歌舞伎役者【佐野川市松】が流行らせた市松模様を構成




他にも江戸小紋の柄とは思えませんが、、、
こんな柄もあります(^.^)/~~~

牛蒡の切り口

うなぎつなぎ

     



楽しんでいただけましたか?


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